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お薬の時間よ、口を開けなさい!

前回紹介したお話では、うんこは河豚の毒に効果があるだけでなく、酒酔いにも効果があったことになります。

中国の古い笑い話で、「砒素の毒にはうんこが効く」と人を騙して糞壺のうんこを食べさせたというものがあります。
ここでも、うんこに解毒作用があることを人々が信じていたことがうかがわれます。
少なくとも、そう言われてうっかりと信じてしまう程度には「ありそうなこと」だったのでしょう。

改めて言うまでもありませんが、これらはいわゆる俗説です。
実際には、「食糞の衛生情報」に書いたように、危険が小さくないと思います。
ですから、実際にやってうまくいかなかったからといっても、私は責任を負いません。

ところが、ネットでこれと反対の、気になる発言に出会っています。

「tonharuさんの「黄金プレイ」講座・実践編」

このページの下の方でtonharuさんはこう書いています。

>不思議なことに女神様から「黄金」を頂きバナナ半分を超えて食べますと、それから、2〜3日目から3日位は微熱を覚えますが、胃腸も整い、毎朝、食事ができ、下痢もなく快調に1ヶ月は過ごせます。

似たような意見をあちこちで何度か目にしています。
たしか青犬さんも書いてなかったでしょうか。
いまざっと探しても見つからなかったのですが・・・。

うんこを食べると体調が良くなることは、どうも実際にあるらしい。

これをどう考えればいいのでしょうか?

全くの私の想像ですが、おそらくうんこという毒物を摂取することで、体の抵抗システムが活性化するのではないでしょうか。

tonharuさんが、最初に微熱を発すると書いていらっしゃるのは、抵抗システムがうんこと戦っているのではないかと思うのです。

もしそうだとすると、量を多くとりますと抵抗システムが負けてしまいますので、やはり食べ過ぎは厳禁、ということになりますね。
いまお薬をあげるわ。よく効くのよ。

江戸時代の随筆集である『甲子夜話続編』にこんな話が載っています。
拙訳の意訳で紹介します。

  先年、私(松浦静山)の領内で、三人の者が河豚の毒
 にあたってたいそう苦しんだことがありました。
  そのうちの一人が、「糞汁を飲めば助かるそうだ」と
 言いました。
  二人は、「たとえ死んだってそんな汚いものは食べた
 くない」と言って、目を閉じて拒否し、結局死にました。
  一人は、「いたずらに死んでもしょうがない」と思い、
 我慢して食べました。彼は大量の血を吐きましたが、や
 がて治りました。
  ところが、それから村の人々は彼を「糞喰い」と呼ん
 で、交わろうとしなくなりました。しかたなく彼は、ほ
 かの土地に去っていきました。

ここまでが前段です。
うんこが河豚の毒に効く、解毒作用があるということは、この時代、俗説として言われていたようです。
中国でも同じようなことが言われていましたので、あるいは中国から入ってきた俗説なのかもしれません。
後段です。

  江戸は神田に夫婦がありました。夫は大の酒好きです。
 いつも深酒をしていることを、女房は心配していました。
  ある日、糞汁に解毒作用があると聞いた女房は思いま
 した。
 「うちの亭主は河豚が大好き。もし河豚にあたったらす
 ぐに用いてみよう」
 夫がたいそう酩酊して帰りました。人事不省で、ほとん
 ど死んだようになっています。
 「さあ大変。きっと河豚の毒にあたったんだわ」
  女房はさっそく亭主の口に糞汁を注ぎました。
  すると夫は、半夜にして生き返ったようになりました。
 そして女房に、
 「今日は某所ですっかり飲み過ぎてしまった。しかし、
 それにしては早く酔いが醒めたものだ。だけどなんだか
 口の中がとても臭いんだ、なぜだろう?」
  女房は本当のことを話しました。夫はとても驚き、河
 豚にあたったと早合点した女房を笑いました。

なんと良い女房なのでしょうか。
酩酊して帰宅した夫を見て、女房はどうやって「薬」を用意したのでしょうか・・・。
糞「汁」というからには液体と思われます。
いったい何でうんこを溶いたのでしょうか?
やっぱりオシッコでしょうか。

「あなた、ちょっと待って。いま“お薬”を用意するから・・・う〜ん」

女房の間違いに怒ることもなく、にこやかに笑ったという亭主には、ちょっとそのケがあったのでしょうか?
だって、まだ口の中にうんこが残ってるんですよ。
それからこの亭主は、女房のうんこが病みつきになって、酩酊したふりをして糞汁をねだるようになり、末永く夫婦円満に暮らしました
・・・という結末になれば、私としてはとても嬉しいです。
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