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「はあ、はあ、はあ」
 自分の一歩一歩がもどかしいったらなかった。
 正之は、Y駅から十分ほどのところにあるマンションに向かっていた。早足というよりも小走りに近い。この十分が長い長い時間に感じる。
(早く、早く会いたい。早く……)
 午前十一時半。もう額は汗まみれだ。背中をしたたり落ちるのがわかる。だがそんなことに構ってはいられない。
 向かっているのは、愛する人のマンションである。
 とにかく今日は少しでも早く彼女のもとへ行って、一秒でも長くそばにいたい。そのことばかり考えていた。
(この信号をわたって、二つ目の道を左へ曲がる。遊歩道を道なりに進んで、コンビニのある角を右折して五十メートル行った右側)
 すっかり覚えてしまった道順を頭の中で繰り返しながら、現実には想像通りにさっさと進まないのにいらいらした。
 正之は昨夜のことを考えた。
(昨日は大変だった。やっぱり荷物をまとめるのに一日では終わらなかったな)
 昨日じゅうにまとめて、今朝一番に引越業者に来てもらい、早々に大阪に送ることになっていたのが、荷物をまとめるのに時間がかかり、二時間ばかり遅れたのだ。だから夕べは徹夜だった。業者を送り出したまま、一睡もせず正之は家を出た。だが少しも眠くならない。今日は一秒一秒が貴重なのだ。
(まだ遊歩道か。マンションに着く、入口にある部屋のボタンを押して、ロックを解除してもらい、通路を一回右に曲がり、エレベーターのボタンを押し、到着するのを待つ……。待つ時間を想像しただけでいらいらする。こうした手続きを順にこなさなければ愛する人には会えないのだ。ああ、もどかしい)
 「愛する人」と頭の中では考えたが、それを口に出したら恐ろしいことになるのだ。そう考えて正之は、思わずひとり笑ってしまった。
 そのとき、すれ違ったおばさんと目があって、あわてて笑みを押し殺した。
(見られたかな。まあ、いいや。何のことだかわからないだろうから)
 付き合いだして一年ほどのころだったか、純子とこんな会話を交わしたことがあるのを正之は思いだしていた。
 どういう会話の流れだったか忘れたが、純子が突然「何か言いたいことがあるか?」と訊いてきたのだ。後になって、ただ単に正之がなにか言いたそうに見えたからだということが判明したが、そのときはなぜそんなことを尋ねるのかわからなかった。

「私に何か言いたいことある?」
(なんで急にそんなことを訊くのだろう? 何か言わせたい言葉があるのだろうか?)
「いえ、特にありません」
「何でもいいから言ってごらん」
(な、なにか言わなければならない。なんと言えばいいだろう……)
 わからないまま正之は口を開いた。すると勝手にこんな言葉がこぼれ出た。
「愛しています」
 いきなりビシッと頬を張られた。
「す、すみません」
「なぜぶたれたかわかる?」
「い、いえ……わかりません」
「ばかね。じゃあ一度だけ、教えてあげる。『愛してる』っていう言葉は、恋人とか夫婦とか対等の人間同士の言葉なのよ。お前は私と対等なの?」
「いえ違います。も、申しわ…」
「奴隷から愛してるなんて言われたら、まるで私まで奴隷になったみたいじゃないの!」
 そういって純子はまた強烈なビンタを下さった。
 ビシッ、ビシッ、ビシッ、ビシッ!
「申し訳ありませんでした! 私が間違っていました! お許しください! ごご、ご指導ありがとうございます!」
 泣きながら必死で謝った。
「それじゃ、もう一度聞くわ。私に言いたいことあるの?」
 過度に優しい言い方に、正之は震えあがった。
「は、はい」
「言いなさいっ!」
(何と言えばいいんだろう。つぎに言葉を間違えたら殺されてしまうかもしれない)
 もちろん実際にはそんなことはしないだろうし、冷静になって考えてみれば正之もわかっているのだが、目の前で発せられる純子のひとことひとことは、正之にそう思わせるだけの力をもっていた。
(少なくとも半殺しのような罰は受けるだろう…)
 恐怖にとらわれて言葉が思い浮かばない。でも、純子を待たせるわけにはいかなかった。
「……あの、えーと、お、お慕いしています」
 震える声でなんとかそれだけ言った。
 純子は無表情であった。
 恐かった。
 純子の目はまっすぐに正之を見おろしていた。その視線に貫かれると正之は、身動きひとつできなくなってしまう。
 自分の運命の全てが、目の前の女性に委ねられているという恐怖。
 しかし、そうして見上げる純子の顔は本当に美しかった。
 究極の美は恐怖とともにある。正之はそのとき、そう確信した。
 ただ、そう思っても恐怖が取り除かれるわけではない。
 時間が凍てつく。
 どのぐらいの時間が経ったのかわからない。現実にはほんの短い時間なのかもしれない。もう限界だ、と思った瞬間、純子の口が開いた。
「そう、それでいいのよ」
 一瞬意味がわからなかった。
(え、なに? それでいい? それでいい……ということは、ゆる、許されたのか……た、助かったあ)
 恐怖から解き放たれて、正之の目には自然に涙があふれた。
「バカ。泣いてるの? 本当にお前はバカねえ。いま言ったこと、忘れないようにしなさい」
 なんとも優しい笑顔だった。
「はい。ご、ご指導ありがとうございました!」

 それから正之は「愛してる」という言葉を使わなくなった。だが、それは表面だけのことだった。心の中ではいつも「純子様、愛してます」と唱えていた。内心少しだけ冷や冷やしながら。
(だって本当に愛しているのだから。ぼくの純子様に対する気持ちは、けっしてほかの言葉では言い表すことができない)
 ようやく純子のマンションが近づいてきた。

(つづく)
あい竜太郎01
リンク先の「阿部譲二さんの作品」をよく読ませていただいてます。
タイトルからすると阿部譲二さんの作品だけかと思いがちですが、ほかの方の作品もかなり紹介されています。
懐かしいものがあったり、見落としていたものを思いがけず読むことができたりして、ありがたいです。

「マゾ絵物語」シリーズなど、好きで熱心に読んでいましたが、こちらがスレてしまったのか、今読むと「こんな他愛のない文章だったのか」と意外な(?)発見をしたりしています。

テキストだけより、誌面をスキャンした画像で読めるのが嬉しいです。
というのは、挿絵のイラストも一緒に見ることができるから。

それで気づいたことがいくつかあります。
一つは、イラストによって小説の印象がかなり変わってしまうこと。
もう一つは、その中でも春川ナミオのイラストの衝撃力が桁違いなこと。
一編の小説全体よりも一枚の春川イラストの方がずっと官能的だということがあったりします。

ただ、春川イラストもほかのイラストもそうですが、きちんと小説の内容に沿って絵を描いていないんですね。
これはイラストレーターの問題なのか、編集者の問題なのか・・・。

ところで、はじめは「マゾイラストはやっぱり春川ナミオに限るなあ」と単純に思っていたのですが、いろいろ読むうちに素晴らしいイラストレーターを見つけました。

あい竜太郎さん。

こんな腕のあるイラストレーターを今まで意識してこなかったのが不思議です。
きっと春川作品の肉感的な迫力に目を奪われすぎていたのでしょうか。

奇想天外な構図。
洗練された線。
ほんとに素晴らしい。

どんな方なのか、全然わかりません。
ネットで検索してみましたが、何も出てきません。
これだけ上手な人なのだから、ほかに名前のある人なのかも・・・とも思います。
あい竜太郎さんについてご存知のことがありましたら、せひご教示ください。

というわけで、以下に「あい竜太郎作品展」を開催します。

「阿部譲二さんの作品」サイトの管理人・シロさんにお許しをいただいて、同サイトの画像に少し手を加えたものです。
原本ののどの部分の影が残っていたり、ハーフトーンがモアレを起こしていたりしますが、勘弁してください。

東雲すみれさま1

いや、参りました。
東雲すみれさま。
イズムの新人女優さんだそうですが、もうストライクど真ん中です。

迫力ボディは100点満点で100点!
でも、太ももが素晴らしすぎるので120点!
でもでも、本当に私が好きなのは、お顔!
こういうお顔が好きなんです。
もう、セクシ〜。色っぽい〜。
お顔は200点です!

こんな方と一緒に暮らせたら天国でしょうね。
もちろん私は24時間奴隷として、家事一切、身の回りのお世話、性的ご奉仕等、全てやらせていただきます。

すみれさまにクラクラ来たのは私だけかと思ったら、既にDVDの予約がたくさん入っていて、とても人気あるそうです。
やっぱりね。
これを機に大活躍していただきたいものです。

なんだかイズムの宣伝みたいになってしまいましたが、別につながりはありません。
まあ、結果として宣伝になっても構わないんですけど。
画像はイズムのサイトから勝手に拝借しました。

東雲すみれさま2
東雲すみれさま3
満ち足りた時間
けだるい昼下がり
静かに
時が流れる
都市の喧噪ははるか遠く
静寂をやぶるものは
あなたのかすかな息の音
こうして
あなたがいて
私がいる
足りないものは何もない
あなた好みの男になりたい
いつもそのことばかり
考えています

この巨大なお尻に吸い込まれたい
このフレーズ、若い人は知らないでしょうね。

女性のお尻って、大きい方がセクシーですよね。
そんなこと、わざわざ言うまでもない、当たり前のことですよね。

ね。ね。

『LOST』より
うんこの即物的鮮明写真をアップします。
たまにはこういうのもやっておかなきゃね。

うんこの鮮明画像をじっと見ていると、胸がドキドキしてくるのはなぜでしょう。
なんか自分が自分でなくなるような感じがします。

各種掲示板などからいただいたもので、既に流通しているものですので、
「もう持ってるよ」という方も少なくないでしょう。
その場合はご勘弁下さい。
元画像を提供された方には、直接連絡をとっていませんが、この場を借りて御礼申し上げます。
「困る」ということがあればコメントください。
速やかに削除させていただきます。

こういうブログですので、「気色悪いものを貼るな」というクレームは受け付けませんが(^_^;)、一応「続きを読む」の方にしておきましたので、そのケのない方はくれぐれもアクセスされないようにお願いします。

なお、上記イラストは、天竺浪人『LOST』の1頁です。
『LOST』については過去に紹介しています。
『LOST』1/4『LOST』2/4『LOST』3/4『LOST』4/4


藤森真帆さま
主従関係にあった女性に対しては、頭の中で考えただけでも叱られそうで、まして口に出すなんて全く恐ろしいことでした。

いえ、キスのことです。

奴隷はご主人様と目を合わすことが多いんですね。
そんなときは、ご主人様の目力に全身を刺し貫かれて、100%屈服して自分が自分でない状態になっています。
けれども、何かの拍子にふと目線を下に動かすと、そこにはお口があるわけです。
なんともいえずセクシーなご主人様のお口。
いつも厳しいご命令をくださるお口。
「ご主人様のこのお口にキスできるなら死んでもいい」
と、つい考えてしまいます。
でもすぐにそんな自分の考えが恐ろしくなって、
「そんなおそれ多いことを考えてはいけない」
と打ち消すのでした。

厳しい主従関係にない、いわば「ちょっと女性上位な恋人関係」みたいな関係のときは、キスもします。
もちろん私の意志というより、女性の意志ですることがほとんどですが。

これは私だけでしょうか、年齢を重ねるにつれて、キスに対する憧れが強くなってきています。
キスのもつ意味がだんだん大きくなってきたといいますか、キスに没入する度合いが以前より深まってきている感じです。
以前より純情になっているのでしょうか(笑)。

特に対等の関係のキスよりも、「唇を奪われる」という感じでキスをされると、身も心もとろけてしまいます。
女性がキスを迫ってくる。
私は拒絶するように顔をそむける。
女性は私の顔をつかんで無理やり自分のほうに向け、唇を奪ってくる。
私は逆らうことを諦めて女性のなすがままにされる。
やがて快楽に全身を貫かれる。
かくして私は、女性によって男の悦びを教え込まれるのでした。

というわけで女性の皆さん、あなたのキスで男を奴隷にしましょう。

上の写真は藤森真帆さま。
下を向いた女性の顔って、ほんと素敵です。
もう夢の世界ですね。

三上夕希さま

三上夕希さま。
男が首を傾けていて、主導権は夕希さまにある感じです。
とろけます。

杉村カヨさま

杉村カヨさま。
こんなおばさまにこんな風に唇を奪われたら、間違いなく虜にされてしまいます。


真穂さま

真穂さま。
食べられてしまいそうなキスですね。
真穂さまの吐いた息に包まれたら、さぞかし幸せでしょう。
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