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ビアズリー「サロメ」
『マゾヒストの喜び』内のコンテンツ「マゾヒストのつぶやき」に、気になっている記事が二つほどあります。

一つは2013年7月29日付の「S女性様からのメッセージ」と題する記事。
そこには二人の「S女性様」からのメッセージが掲載されています。その内容は次のようなものです。

Aさん:気に入った男を一生自分の手元に捕らえておきたい。また、その男を「食べたい」という願望を持っている。

Bさん:幼少期から、男は汚いものとの固定観念があり、徹底的に汚したいという願望を持っている。

もう一つは2013年5月17日付の「Femdom 質問箱 真性Sとサディズム」と題する記事。
ここには上記お二人とはまた違う女性の願望が紹介されています。

Kさん:拷問や四肢切断、内臓取り出しに対して強い執着を持っている。

彼女たちの願望はいずれもショッキングなものです。
これらを読んで私はある種の当惑を覚えました。
これらの願望を、いったいどう考えたらいいのだろう、どう受けとめたらいいのだろう?

私の当惑を、簡単に解きほぐすことはできませんが、とりあえず「このことは確かに言えるのではないか」ということを一つずつ持ち寄ってみたらどうか、と思いました。

そこで、以下箇条書き風に。

(1)まず言えることは、Aさん・Bさん・Kさんのケースをいっしょくたに考えることは乱暴だということです。

お三方をすべて「S女性」というキーワードでくくろうとすると、本質を見失うか、行き詰まるように思います。

とはいえ、共通するところもあります。

(2)お三方それぞれが抱えた悩みは極めて深いということです。

私たちは、彼女たちが抱える深い心の闇を、簡単に切り捨ててしまうのではなく、そこに寄り添っていこうとすることが必要なのではないかと思っています。

なぜかって?

同じ人間だからです。

(3)彼女たちの願望自体を否定することはできません。

それは「事実」として存在するものだから。
マゾヒズムが私の中に厳としてあるのと同じことです。

もちろんこのことは、彼女たちの願望をそのまま全面的に肯定する、あるいは、称揚する、ということではありません。

(4)彼女たちの願望が反社会的であることは認めなければなりません。

このことに目をつぶるわけにはいきません。

ただ、反社会的といっても、例えば私たちのマゾヒズムだっていくぶんか反社会的であることを忘れてはいけません。食糞なんかなおさらです。

その意味で、彼女たちの願望も私たちの願望と地続きのものとして受けとめなければならないと思います。

とはいえ、反社会性の程度が、私たちの願望と比べて著しく高いことも事実です。

(5)法(刑法)の立場からいうと、反社会的願望が心の内側にある限りは何の罪にもならない、しかし、それを実行してしまえば犯罪として罰せられることになります。

これはとても大事なことです。このことは常に意識しないといけない。

けれども、「内側に留めておけばよい」と唱えただけで一件落着となるのであれば、こんな簡単な話はないですね。
そうはならない、というのは、事が人間の心の問題だからです。

私の感想では、総論的に言えるのはこのぐらいで、あとはそれぞれ別個に見ていきたいと思います。
といっても大したことが言えるわけではありませんが。

つづく。

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